19世紀ヴィクトリア時代のヨーロッパで大流行し、100年ぶりに日本で甦った
 漆黒の宝石  ヴィクトリアンジェット
大人の上質なジュエリー
Designed by 
 Victorian JET Works
 

吉見 扶佐子 プロフィール
武蔵野美術大学工芸工業デザイン科卒プロダクトデザイナーとして活躍後、
1994年  株式会社アクトイースト設立 同年Victorian JET ブランドを立上げる。
ジェットジュエリーデザインを中心にファション小物、ミュージアムグッズデザインなど、多岐に渡って活躍。
Fusako Yoshimiブランドで新たなジュエリーの世界を展開。
 
伝統的技法を再現し、ジェットと組み合わせることで、さらに高級感や重厚感が生まれました。
装いを選ばず、大人の女性に長くご愛用頂ける、上質なジュエリー・シリーズです。
Plique a Jour Collection
レース状の透かし彫りの中に
グラデーション状に
釉薬を焼きつける透胎七宝。
色の出具合や面積、
金属との調和を考慮しながら
 作り上げた独創的な作品です。
Jet & Guilloche
Collection
漆黒の宝石ジェットと
線刻模様の上に七宝をかけ地の模様を
浮きださせるギヨシェ技法を組み合わせた
シックでエレガントなシリーズです。
 
Whitby Jet Collection
イギリス ・ノースヨークシャーの港町
ウィットビーで生まれたジェットの良さを
そのままにシンプルで飽きのこない
アイテムを揃えました。
 
Jet & Lava Collection
 ラーバはヴェスビオス火山の
噴火により堆積し固まった溶岩石。
アンドレア・スカーラ氏による
緻密な浮き彫りが美しいカメオの逸品。
Jet & Fob Collection
フォブはヴィクトリア時代の
懐中時計のチェーンに下げるもの。
チェーンの先の細工の美しさそのままに
ペンダント・トップにアレンジしました。
 
Jet & Cloisonne
Collection
緻密な作業から生まれるガラス胎七宝。
光の透過で表情が変化する魅力的な作品を
自然をモチーフに展開しました。
 

セレブの方御用達! 

ジェット(実りの葉)をあしらった「ナンタゲットバスケット」完成しました! 
*通常ナチュラルな色合いの作品が多いのですが、漆黒のジェットに合せて、黒の籐を縦に使用しました。
 

<木の蓋を拡大>
写真をクリックすると拡大してご覧いただけます

 
 
ナンタケット島 (Nantucket Island)について 

 

 ナンタケット島は、アメリカ東海岸のマサチューセッツ州ケープコッド(ボストンから車で1時間くらい)の南に浮かぶ小さな島です。
 ナンタケットの街は、かつて捕鯨産業の街として栄え、歴史的町並みを残し、観光地としても知られています。
 ナンタゲットバスケットはこの地から生まれました。漁に纏わる工芸品として世界中に広く知られています。
 オードリー・ペップバーン、ジャクリーン・ケネディなどが愛用したことから正式な場でも使用できる、唯一のバスケットと言われています。    
 

Plique a Jour Collection
プリカジュール コレクション
Plique a Jour/プリカジュールとは 
-透胎七宝ー(七宝の土台となる部分を「胎」と言います)
 一般的な七宝(エナメル)というと金、銀、銅などの胎をガラス質の釉薬で覆う技法を指します。
 初めから胎が無い透かし彫りの金枠に釉薬を焼きつける技法をプリカジュール(透胎七宝)と言います。
 20世紀初頭アール・ヌーボー期のフランスを代表するジュエリーとガラス作家ルネ・ラリックがプリカジュール技法による卓越した作品を残しています。その後、約100年の間ジュエリーの世界はダイヤモンドやルビー、エメラルドなどの宝石をあしらったスタイルが主流となります。伝承する職人がいない、製作過程が困難などの理由から、ガラスと組合せたジュエリーは、ほとんどつくられなくなりました。
 
甦ったPlique a Jour/プリカジュール
 もはや、製作困難な「幻のジュエリー」プリカジュールを甦らせることに成功した功績の一つは、創業50年以上の実績のある(株)平林七宝との出会いからです。試行錯誤を繰り返し、レース状の透かし彫りの中にグラデーション状に釉薬を焼きつける技術を研究し成功に繋げることが出来ました。デザインのインスピレーションは色の出具合や面積、金属との調和を考慮しながら、独創的な作品をつくりあげています。
 
ポイントにジェットをあしらった和のテイストも感じられるシックなデザインのペンダントと
ジェットに華を添えるプリカジュールのバチカンの登場です

◆プリカジュールペンダント◆

◆薔薇クロス/プリカジュールバチカン◆

◆プリカジュールバチカン/グラデーション◆
手作りのため、色みのバランスがひとつひとつ違います
透かし技法。一枚の板から鍛造し
糸鋸で切出し、手作業で枠を作る。
この時点でバリなどの無い様に磨く。
 筆に釉薬を含ませ、外から内に
 釉薬が落ちないよう、少しずつ
 外側の濃色から施釉する。
 溶けた釉薬は表面張力で凹凸幕を
 形成していく。色の付き具合を見なが
 ら中央のグラデーションを施釉する。
色の付き具合を見ながら何度も
施釉・焼成を十数回繰り返す。
全体に釉薬がのった状態で焼成。
凹みに釉薬を入れ、均一になる
まで焼成をする。
焼いた後七宝の凹凸をヤスリで研いだ状態
最後に焼仕上げをしてガラス特有の輝きを出す。
※蝋付不可な為、枠は最後に合体させる。
Jet & Guilloche Collection
ジェット&ギヨシェ コレクション
◆ギヨシェとは金属の表面に彫った精緻な線刻模様のことです。その上に有色の透明、半透明の七宝をかけ地の模様を浮きださせる技法は、イースターエッグの作者として有名な、ファベルジェが得意とした技法です。 線刻模様の深い浅いによってエナメル色の濃淡が生まれ、色合の深みが出ます。19世紀のヴィクトリア時代のジュエリーとして、ブローチやペンダントの他に、懐中時計の文字盤、ピルケースなどに装飾されました。
 
◆このギヨシェは半世紀前の日本の七宝工房でつくられたものですが、長い間銅板に模様が彫られた状態で倉庫に眠っていたものです。精緻な線刻模様は、放射線状の幾何学柄やアカンサスの葉、小紋柄調の草花など、現在では彫ることが不可能な、技の極致と言えます。
 
◆ギヨシェ模様の上にロイヤルブルー、バーガンディー、シトリンイエローなどヴィクトリア時代のジュエリーを連想させる色を調合した七宝(エナメル)をかけたパーツを完成させることに成功しました。ジェットの彫刻品にセッティングし新しいジュエリーが生まれました。煌めきの漆黒をご堪能ください。
 
Guilloche's Enamel(ギヨシェエナメル)ジュエリートレー
◆色を調合した七宝をかけ、ゴールドの箔をワンポイントで焼付けてジュエリートレーとして甦ることができました。エナメルのなめらかさと透明感が素敵な逸品です。
 
Whitby Jet Collection
ウィットビー ジェット コレクション
リボンをモチーフにした新作のブローチ
可愛らしさとシックさを合わせもつ、使い勝手の良いブローチです。
19世紀、ヴィクトリア女王にモーニングジュエリーと定められたジェットは、イギリスを中心にヨーロッパで大流行。
ジェット産業の中心地イギリスの港町ウィットビーには、良質なハードジェットの鉱山とジュエリー工房が多数ありました。
工房ではネックレス、ブローチを中心に、ペンダント、イヤリング、ブレスレットなど多種のアイテムが、
変化に富んだデザインと確かな細工技術で生産されていました。
その中でもやはり人気は、シンプルで飽きのこないもの。
当時の良さを残し、ていねいに作り上げたトラディショナルなジェットのシリーズです。
Jet & Lava Collection
ジェット&ラーバ コレクション
◆LAVA(ラーバ)とは
 ラーバはイタリアのヴェスビオス火山の噴火により堆積し、固まった溶岩石です。溶岩の成分や温度より渋みのある色合がうまれました。カメオの素材の中では最も柔らかいため、自由に彫ることが出来ました。ヴィクトリア時代の裕福な旅行者のお土産品として作品が多数つくられましたが、現在ではほとんど採掘されていません。
 ジェットワークスでは約20年前にイタリアのマエストロであるアンドレア・スカーラ氏にラーバカメオ の彫刻を依頼し、ジェットと組合せたペンダントトップ、ブローチ、イヤリングなどの作品を製作しました。現在、良質のジェット原石やラーバ原石が限りある中、これほど素晴らしい作品を残せたことは奇跡に近いことだと考えます。
 これまでは展覧会のみの展示作品でしたが、今年から販売も始めることになりました。世田谷のサロンにて実際の作品をご覧になれます。
 ジェットとラーバカメオを組合せた、クラシカルなナチュラルカラーのカメオとシックなジェットとの組合せです。春らしい装いにいかがですか?お手持ちのジェットネックレスに通せます。

*左上/テラコッタ色「フローラ」ラーバカメオ
 ジェット枠ペンダントトップ(縦:75mm)
*左中/神話のモチーフ多色ラーバカメオブレスレット
 K18YG金具
*左下/神話の女性ラーバカメオジェット枠
 イヤリング K14WG金具
*右中/ギリシャ神話の女性焼成ラーバカメオ
 ジェット枠ブローチ
◇大きな作品はアンドレアスカーラのサイン彫刻入り

《裂かれることのない愛》
Jet & Fob Collection
ジェット&フォブ コレクション
フォブはヴィクトリア時代の懐中時計のチェーンに下げるもの。
チェーンの先の素晴らしい細工が施されたトップ部分がフォブです。
日本の根付の様な使い方をされていました。
 
左:Silver925/ジェット  右:K18YG/ウィットビージェット
◆シール

左上二つ:19世紀/イギリス
中央:19世紀初期/イギリス
右:18世紀後期/イギリス

インタリオ部分 (イメージ)

嵌め込まれている天然石にインタリオ(沈み彫り)が施されているものをシールと呼びます。イニシャルや紋章などが繊細に彫られていますが、所有者の個性が光る素晴らしい技術の作品が作られました。封蝋(日本の印鑑)の際に使用しました。
アクトイースト収蔵
Jet & Cloisonne Collection
ジェット&クロワゾネ コレクション

◆クロワゾネ(Cloisonne)-有線七宝-
ガラスに銀のリボンを立て、釉薬で彩色し焼成するという緻密な作業から生まれるガラス胎七宝。光の透過でプラスされる表情が更に魅力的な作品です。完成までの工程が長く、また制作も困難なため希少なジュエリーです。ジェットワークスでは、秋らしい葡萄、ヴィクトリアン調の薔薇、雪の結晶などをモチーフに展開します。シルバーのリング台には勿忘草をモチーフに。ペンダントのバチカンはアカンサスの葉をデザインしました。オリジナル金具は、独自の深みと白さが際立つMM925シルバーを贅沢に使っていす。しっくり馴染んだジェットとの組合せもお楽しみください。
 


 

ダイアナ元妃のダイアモンドリング ―没後20年―
ダイアナ元妃の誕生日記念のリングは2007年クリスティーズのオークションにかけられ
穐葉アンティークジュウリー美術館のコレクションとなりました。
没後20年の節目にあたり、ダイアナ元妃の慈善活動への熱い想いを受け継ぎ
売上金の一部を慈善団体に寄付することを条件に復刻品を製作いたしました。
モチーフは長寿のシンボル「竹」。最強のパワーストーンであるダイヤモンドが現代の私たちに本当の意味での
「心の安らぎ」をもたらしてくれることでしょう。
 
ダイアナ元妃愛用/復刻リング
穐葉アンティークジュウリー美術館館長公認
熟練の職人により一点ずつ製作されます
(保証書、オリジナルケース、記念ポストカード付き)
価格は(株)アクトイースト TEL03-5450-0552までお問い合わせください
2016年9月~2017年12月までの販売です

K18イエローゴールド
8.4g前後 ダイヤ/0.4ct up

K18ホワイトゴールド
8.4g前後 ダイヤ/0.4ct up

※プラチナでの製作も承ります