古代からヴィクトリア時代まで、アンティークのジェットを展示している日本とイギリスの美術館・博物館をご紹介します。
昨年開館5周年を迎えた那須高原の穐葉アンティークジュウリー美術館は、日本初のアンティークジュエリー専門美術館です。
イギリスの18〜19世紀、ジョージ王朝時代から装身具の世界が華開いたヴィクトリア時代のジュエリーに焦点をあて、王室ゆかりの宝飾品をはじめとするアンティークジュエリーの名品が、技法(カメオ、インタリオ、モザイク、エナメルなど.)・素材(金、ダイヤモンド、パール、象牙、ジェットなど.)・デザイン(リガード、スコティッシュ、ホルベインスクなど)ごとに、わかりやすく展示されています。
初めての方でも館内を一巡りすれば、アンティークジュエリーの世界を十分堪能することができるとともに、アンティークジュエリーにおけるジェットの位置づけもおわかりいただけることでしょう。
館内では、アンティークのジェットジュエリーの複製品のほか、日本を代表するクチュールデザイナー植田いつ子氏デザインによる現代ジェットジュエリー「黒い瞳」コレクション(下記参照)も販売されています。

交通のご案内
アンティークジュエリー専門店「グレール」のオーナーでもある館長の穐葉昭江氏は、アンティークのジェットジュエリーにふれるなかで、その現代性に着目し、ファッションジュエリーとしての再評価をアピールしてきました。
「ヴィクトリアンジェット」商品化にあたっても、アドバイザーとしてご協力いただき、1999年末には新たなジェットジュエリーの表現として、日本を代表するクチュールデザイナー・植田いつ子氏によるジェットジュエリー「黒い瞳」コレクションの製作と販売をプロデュースしました。
「黒い瞳」コレクションは、穐葉アンティークジュウリー美術館のほか、全国各地で行われる「ヴィクトリアンジェット」関連フェアでご購入いただけます。
大英博物館 British Museum(ロンドン)
イギリス国内で発見された紀元前2500年〜中世までのジェット加工品(ビーズ、リング、ボタン、ペンダント、ブレスレットなど)。
ヴィクトリア&アルバート美術館 Victoria and Albert Museum(ロンドン)
19世紀のジェットジュエリー。
国立考古学博物館 National Museum of Antiques(エジンバラ)
青銅器時代のネックレスなど。
ヨークシャー博物館 Yorkshire Museum(ヨーク)
ローマ時代のジェット(ビーズ、ヘアピン、ペンダント、ブレスレットなど)。
キャッスル博物館 Castle Folk Museum(ヨーク)
19世紀のウィットビーのジェット工房など。
ウィットビー博物館 Whitby Museum(ウィットビー)
ウィットビー近郊で発見された青銅器時代およびローマ時代のジェット(ビーズ、リングなど)、14世紀のクロス(十字架)、19世紀のジュエリーやオブジェ。
1999年、穐葉アンティークジュウリー美術館で開催されたジェット展の協賛を記念して贈呈した「ヴィクトリアンジェット」も陳列されています。
ウィットビージェットワークス Whitby Jet Works(ウィットビー)
ジェット加工の作業工程を再現した、19世紀の工房。